年金の繰り上げ・繰り下げ
ライフ・リタイアメントの復習をしていて、年金の繰り上げ・繰り下げをすると受け取り金額がどうなるか気になったので計算してみました。
原則65歳から受け取る年金を
繰り上げるというのは、65歳よりも早くから受け取りますということ
繰り下げるというのは、65歳よりも受け取るタイミングを遅らせますということ
ですね。
では、受け取る年金がどれくらい変わるのかと言いますと…
繰り上げた場合…1ヶ月ごとに0.5%減額
繰り下げた場合…1ヶ月ごとに0.7%増額
となります。
うーん…。どちらも1%未満でイメージがわかないですね。
一見、そんなに違いあるの?と思いませんか??
具体的に考えてみると…
65歳からの受け取りを例えば5年早めて60歳から受け取る場合、
0.5%減額 × 5年 × 12ヶ月 =30%減額
となります。
つまり、60歳から受け取ると65歳から受け取る予定だった年金の7割の額になります( ・∇・)
しかも、繰り上げて早めに受け取り始めると、ず〜っと7割に減額されたままなんです。
では、逆に65歳から受け取らず、例えば5年遅らせて70歳から受け取るとどうなるのでしょうか??
0.7%増額 × 5年 × 12ヶ月 = 42%増額
となります。
つまり、65歳から受け取る予定だった年金よりも4割増し以上になります。
しかも、繰り下げて70歳から受け取ると、ず〜っと42%増額された金額なんです。
でも42%増額ってピンときませんよね?
増えるのはわかるんですけど…。
具体的な金額にすると、、
繰り上げも繰り下げもしない年金額が仮に75万円だとします。
その42%増しとは…1,065,000円!!
100万円を超えました!!…そりゃ4割増し以上ですもんね( ・∇・)
こんなに年金額に影響があるんですね(*´∇`*)
1ヶ月ごとだと繰り上げも繰り下げも1%に満たない増減なのに、年単位にして考えてみると恐るべしです。
ただ暗記するよりも、具体的な数字でイメージを持つと記憶に残りやすいので書いてみました。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。